顕微鏡歯学学会

4/14〜4/16までの3日間診療をお休みして学会に参加して参りました。

今年の初めに認定医を取得し、評議員も拝命させて頂くことになり身の引き締まる思いです。

顕微鏡の販売台数はこの2年程で爆発的に増えつつあり、台数だけでいえば日本の歯科医院の1割程度になってきた様です。

拡大視野下での治療が普及してゆくことは、患者さんにとっても非常に有意義だと思います。

一方で、顕微鏡歯科 精密治療を広告でうたいながら興味を持った患者さんが受診してみると一切使ってくれなかったという事例も多々起こっているそうです。

顕微鏡は正確な治療に使う道具であって、広告の器具ではありません。

顕微鏡を使った歯科治療は、大きく明るく見えるお陰で、早く正確に出来ることも増えますが、より大きく拡大視し細やかな処置を寸分の狂いもなく行おうとすると、逆に時間がかかるようになることも多いものです。

その医院の中での顕微鏡の扱いにはかなりの差があるようです。

所持しているだけの広告器具は論外ですが、治療の合間に確認の為に覗くだけで十分だという考えもあるそうです。

私はそれでは不十分で、明るく拡大視野で患部の治療が可能だからこその顕微鏡歯科治療だと考えています。

顕微鏡での治療を求める患者さんは、どの様に医院探しをしたら良いのでしょうか?

顕微鏡には画像記録装置が取り付けられるため、動画という動かぬ証拠をお見せして説明に使う事が可能です。患者さんご自身の治療がどの様に進んでいるのかを 出来れば動画で見せて説明してくれる医院なら間違いないと思います。

顕微鏡を正しく使うことで、今まで何をされているかわからなかった歯科治療も患者さんにとって透明性のあるものになります。

私たちもより一層研鑽を重ね良質な医療をご提供できるようにしてゆきます。

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